2019年7月20日(土)に、第71回カンヌ国際映画祭「パルムドール」を受賞した「万引き家族」が、ノーカットで地上波初放送です。
2018年6月に公開された「万引き家族」がもう地上波で見られるというのも驚きですが、松岡茉優の際どいシーンや、リリーフランキーと安藤サクラのエッチシーンもあるこの映画を、本当にノーカット放送するの?と、映画を観た私としてはまずそこが気になりましたね。
「万引き家族」見逃し配信はある?
『テレビで見ようと思っていたのに、録画をし損ねてしまった。』
『松岡茉優の美バストが話題になってて気になった。』
などの理由から、地上波放送が終了した後に「万引き家族が見たい~~っ」となる方もいると思うので、テレビでなくても、レンタルDVDでなくても、動画配信で「万引き家族」をネット配信しているサイトを調べました!
「万引き家族」を配信している動画サイト
配信サイト | 配信状況 | 無料お試し |
---|---|---|
Hulu | 配信なし | 14日間 |
プライムビデオ | 見放題 | 30日間 |
U-NEXT | レンタル | 31日間 |
dTV | レンタル | 31日間 |
ビデオパス | レンタル | 30日間 |
ビデオマーケット | レンタル | 入会月 |
TSUTAYA DISCAS | レンタル | 30日間 |

※2019年7月18日時点の配信状況です。
定額見放題で動画配信しているのは、この記事を執筆の時点ではプライムビデオだけ。
アマゾンで買い物することが多く、既にプライム会員になっている。もしくは、家族がプライム会員である。
この場合は、迷わずプライムビデオで「万引き家族」を観て下さい。見放題で見られますので。
ただし、自分も含め家族の誰もが非プライム会員であるならば、U-NEXTが最もお勧めできる動画配信サイトになります。
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「万引き家族」を見た感想

何の予備知識もなく、「何かの賞を取った映画」ぐらいの情報しか持たずに万引き家族を観ました。
タイトルが「万引き家族」なだけに、家族全員が万引きしながら生計を立てるという反道徳的な話なのだろうか?
にしては、家族6人がとても穏やかで素敵な笑顔で溢れ過ぎているな~。
と、そんな呑気な事を思いながら、軽い気持ちで見始めたものだから、この画像からは想像もつかない重いギャップに、開始10分程度で思わず離脱しそうに・・・。
・部屋は物が散乱しゴチャゴチャに汚い
・父親(治)は子供に万引きを指南
・息子(祥太)は常習的に万引きをする
・母親(信代)はパートのクリーニング屋でネコババ
・祖母(初枝)はパチンコ屋で人の球を横取り
・信代の妹(亜紀)は風俗で働く
・家族全員が祖母の年金6万円をあてにしている
・親から虐待を受けていた女の子(ユリ)を見かねて連れ帰る
・家に帰らせるタイミングを逃したユリを我が子として育てる
・そのうちユリも万引きを覚える
こんなありえない6人が東京の下町で、とても豊かとはいえない経済弱者の暮らしぶりをマックスに発揮し、淡々と淡々とボソボソと描く。
この物語の起伏の無さ、全体的に暗い映像、転々とブツ切りに変わるシーンに本当に離脱してしまおうと思ったものの、『あんなに話題になったのだから』という一心で見続けたところ、映画も終わりまであと1/4というところで、驚きの事実が次々と発覚。
そして、映画の結末が、「え?そこで終わる??」と、見る人の解釈に任せる何ともモヤモヤが残る終わり方。
一度サラっと最後まで見た感想は、「暗い。つまらない。」でした。
でも、数日後に妙に気になってもう一度最初から見てみました。今度は用事をしながらではなく、しっかりと映画を観るだけに集中して。
すると、1度目には見えなかった、感じられなかった「色んな形の絆」が見えてきたのです。
・「おとうちゃん」と呼ばれるのを待ち続けた治と祥太の絆
・虐待をする実の親よりも信代たちを選んだユリとの絆
・亜紀と初枝の、実はお金が引き合わせた絆
・祥太に万引きの善悪を気付かせたやまとや店主との絆
・治と信代の間に隠されていた「ある事」で結ばれた絆
血の繋がりだけが絆ではない。疑似家族でも愛情があれば本物の家族になれる。本来あるべき場所にとどまって笑えない毎日を過ごすより、倫理的に間違っていても誰にも迷惑をかけずに毎日笑って暮らせる場所があるなら、それが本当の場所になってもいい。
それを象徴する信代のセリフ。
「盗んだんじゃない。捨ててあったものを拾っただけ。」
ユリを誘拐したんじゃない。親に虐待されて捨てられてたユリを拾って、毎日大切に暮らしていただけ。それの何が悪いんだと涙が止まらない信代がとても衝撃的でした。
この他にも、1回目は聞き逃していたボソっとした一言が、あのシーンへの伏線になっていたんだとか、1回目だと何について治と信代が話しているのか分からなかった会話が、信代と治の繋がり方を示唆する伏線になっていたんだというように、色々なことが伏線となっていることに気付きました。
映画全体のストーリーは、年金不正受給問題・貧困格差・万引き・ネグレクトなど社会の闇を扱っているので重さはありますが、法と倫理と理想の歪みを描いた、「絆」の正義は何なのかを考えさせられる映画でした。
この映画、1度目と2度目では感じ方の変わる、是非2度見て欲しい作品だったと思います。
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